イチジクの剪定は3年目から?仕立てについても解説
2024/11/15
こんにちは!神戸市の剪定業者「佐野造園」です。
本日はイチジクの剪定についてお話させて頂きます。イチジクは品種によって夏や秋に実をつけ、熟した果実を6月~10月頃に収穫できる果樹です。甘味がある果実が人気のイチジクは庭木として植えて育てる方もいらっしゃいます。そんなイチジクについて、今回は剪定時期やポイントについてお話させて頂きます。「イチジクの剪定は3年目から?」「イチジクを剪定する際に気を付けたい点ってある?」など、イチジクの剪定について不安や疑問をお持ちの方は参考にしていただければと思います。
目次
イチジクの剪定は3年目からって本当?
イチジクの剪定は既に大きくなった株であれば毎年行いますが、植え付けから3年目までの苗の場合は剪定の代わりに仕立てを行い、樹形を決定します。(この樹形を決める方法は仕立て剪定を言われる場合もあります)イチジクの剪定は樹形が定まった4年目以降に行っていきます。適切な時期に適切な剪定を行うことで毎年実を収穫する事ができるようになります。
2~3年は仕立てを行う
イチジクの剪定は実をつけるようになってから行います。そのため実をつけるまでの2~3年は剪定の代わりに仕立てと言われる樹形の方針の決定を行います。イチジクの仕立て方には主に「杯状仕立て」と「一文字仕立て」の2種類があり、「杯状仕立て」はワイングラスのようになるよう樹木の中心部を開けて枝を外側に向かって広げる樹形です。「一文字仕立て」は主幹を一定の高さで切り、左右の主枝を一文字になるように仕立てます。仕立て方法にはそれぞれメリットやデメリットがあるため、イチジクの品種や好みで選択しましょう。
イチジクの剪定時期は12月~3月
イチジクの剪定時期は実の収穫が終わった後の12月~3月です。イチジクは冬の時期に休眠期に入るため、剪定によるダメージも少なくて済みます。
イチジクの剪定ポイント
・夏果、秋果、夏秋兼用品種で枝を切る場所が違う
イチジクは夏に実をつける「夏果」、秋に実をつける「秋果」、夏と秋の両方に実をつける「夏秋兼用品種」があります。品種によって実がなる時期が違う他、剪定方法が違います。「夏果」のイチジクは枝1本に5~8個の芽を残してそれより上に位置する枝は切り落とします。「秋果」のイチジクは次の春に新しく伸びる緑色の枝に実がつきます。新しい枝は茶色い枝から伸びますので、茶色い枝から出ている芽を2~3個残してその先を切り落とし、古い枝の成長を止めて新しい枝が元気に伸びるよう促します。「夏秋兼用品種」は「夏果」と「秋果」の両方の剪定方法を行います。ただし夏と秋両方で実の収穫を狙うと品質が落ちる可能性があるため、秋の収穫をメインにし、夏の収穫は少な目にするのがおすすめです。
・切り口には癒合剤を塗布する
イチジクを剪定した後には切り口のケアも行いましょう。剪定後の切り口はイチジクにとっては傷であり、放置してしまうと病原菌が入り込み病気になってしまう可能性があります。そのため癒合剤を塗布して切り口を保護し、剪定によるダメージをできるだけ抑えられるようにしましょう。
まとめ
イチジクの剪定時期やポイントについてお話させて頂きました。イチジクの剪定は実がなるようになってくる3年目~行い、植え付けて0~2年目までは樹形を決める仕立てを行います。どのような樹形にするかによって管理のしやすさなども変わってくるため、それぞれのメリットやデメリットを知って樹形を決めましょう。適切な剪定を行う事で毎年美味しい実を収穫する事ができますよ。
イチジクの剪定なら「佐野造園」まで
イチジクの剪定方法に迷い、自分で剪定して後悔したくない場合にはプロの剪定業者に相談してみるのをおすすめします。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではイチジクの剪定のご相談ご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
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佐野造園
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