剪定は適当に行っても大丈夫？おすすめしない理由について解説

こんにちは！神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。

庭木の剪定、人によっては剪定業者に依頼せずに自分で行ってみようかな？と考えられる方もいらっしゃるかと思います。剪定は樹木によって時期や方法を守れば剪定業者に依頼しなくても自分で行う事ができるため、挑戦してみるのもおすすめです。ただ、中には「剪定方法とかよく分からないから適当に切っても良いのかな」と悩まれている方もいらっしゃるかも知れません。庭木の種類にもよりますが適当に剪定を行ってしまうと場合によっては後悔する結果になってしまう可能性があるため注意が必要です。ここでは適当に剪定を行わない方が良い理由や剪定のポイントについてお話させて頂きますので、自分で庭木の剪定をしようかと考えられている方は参考にして頂ければと思います。

・剪定は樹木ごとに適切な時期がある

剪定を行うのに適当に行う事をおすすめしない理由として、剪定は樹木ごとに行うのに適切な時期があるという点があげられます。剪定時期ではない時期に剪定を行ってしまうと樹木が剪定によって受けるダメージが大きくなってしまい、樹勢が弱ってしまったり花付きが悪くなったり、また最悪の場合枯れてしまう可能性があります。そのため適当に剪定を行ってしまうのはおすすめできません。

・剪定方法も樹木ごとに異なる

適当に剪定を行う事をおすすめできない理由のもう一点として、剪定方法の違いもあげられます。樹木によってどれだけ強く剪定してもいいのか、またどのように剪定すれば樹形を整えられるのかなど、それぞれ異なります。適当に剪定を行ってしまうと樹形が大きく崩れてしまい綺麗にするまでに長期間かかってしまったり場合によっては枯れてしまったりなどして後悔する結果になる可能性もあります。

・害虫の被害を受ける可能性がある

樹木の種類によっては害虫が発生しており、例えば服装も整えず害虫にも気を付けずに適当に剪定を行ってしまうと害虫の被害を受けてしまう可能性があります。例えばツバキなどにはチャドクガの幼虫がつきやすく、幼虫を触ってしまったり脱皮した後の抜け殻を触ってしまったりすると赤くはれてかゆみが出てしまいます。

では、適切な剪定時期とはいつ頃なのでしょうか？樹木は大きく3種類に分けられるため、その種類ごとにご紹介します。ただ樹木によって花芽をつける時期や萌芽力の違いなどもあるため、剪定する場合には一応種類ごとに調べる事をおすすめします。

・常緑広葉樹の場合：3月～6月

1年中青々とした緑の葉をつけている常緑広葉樹は3月～6月の春～初夏までの時期が剪定時期です。新芽が出る前、もしくは新芽が成長して新葉も落ち着いてきた時期に剪定を行うのがおすすめです。寒さに弱いため冬の時期は剪定を避けますが、暖かい地域であれば9月～10月の秋ごろも剪定が可能です。

・落葉樹の場合：12月～2月

落葉樹の場合は葉を落として休眠期に入る12月～2月の間が剪定時期です。休眠期の落葉樹は葉を落としているため枝ぶりが分かりやすい他、剪定によるダメージを抑える事ができます。

・常緑針葉樹の場合：3月～4月、9月～10月

葉が細長い常緑針葉樹は新芽が成長する前の春の時期に剪定を行い、成長期が終わった後の秋の時期にも剪定を行う事で樹形を保ちやすくなります。常緑針葉樹は寒さに強いため冬の時期にも剪定が可能ですが、春の時期に剪定を行うことで綺麗な樹形に育てやすいです。また生垣にしている場合には夏に軽剪定をして整える事も可能です。

・樹木ごとの剪定時期や方法を守る

剪定を行う場合にはできるだけ適当に行わず、樹木の剪定時期や剪定方法を守って行う事をおすすめします。樹木によっては適当に刈り込んでも平気な場合がありますが、場合によっては樹勢が弱ったり花付きが悪くなったり、枯れたりしてしまう可能性もあります。

・剪定後の切り口は保護すると安心

剪定後には切り口を癒合剤などで保護しておくと安心です。切り口に癒合剤を塗る事で切り口から病原菌が入り込んでしまう事を防ぎ、切り口の治癒速度を早めてくれます。

剪定を適当に行っても大丈夫なのかどうかについてお話させていただきました。庭木の剪定を行う場合にはできるだけ適当には行わず、樹木ごとに合った剪定時期や剪定方法で行う事をおすすめします。自分で剪定を行う事でより庭木に愛着を持つことができるため、挑戦してみてはいかがでしょうか？

もし自分で剪定を行う事に不安がある場合にはプロの剪定業者に依頼するのもおすすめです。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではお客様のご要望をお聞きし、庭木の種類にも合わせた最適な方法で剪定を行います。ご相談やお見積もりは無料ですのでお気軽にご相談くださいませ。