松の剪定のポイントについて解説!適切な方法で見栄えよく
2024/11/19
こんにちは!神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。
本日は松の剪定のポイントについてお話させて頂きます。盆栽として楽しまれる事もある松。庭木として植えられている方もいらっしゃるかと思います。ここではそんな松について、その剪定方法やポイントについてお話させて頂きますので、松の剪定方法について迷っている方は参考にして頂けますと幸いです。
目次
松の剪定時期
松の剪定時期は初夏と秋の年2回です。ただ、初夏に1度剪定する年一度の剪定でも構いません。年2度剪定を行う事でしっかり枝葉を整え樹形を保つ事ができますが、年に一度の剪定でもそれほど乱れた樹形になることはありません。年1度初夏に剪定を行うだけでも十分松を健康的に生育する事ができます。
松の剪定方法
松の剪定は初夏と秋の年2回行うとお話させて頂きましたが、それぞれ行う剪定方法が違いますのでご紹介させて頂きます。また、年に1度初夏に剪定を行う際は初夏に行う剪定と秋に行う剪定の両方を1度に行います。
松の初夏の剪定
初夏に行う松の剪定では「みどり摘み」を行います。「みどり」とは松の新芽の事を指します。春から初夏に枝先に伸びくるため、これらの新芽を摘み取るのが「みどり摘み」です。みどり摘みを行う事で樹形の乱れを防止し、バランスの良い樹形となるよう促す事ができます。
【みどり摘みの方法】
松のみどり(新芽)は1本の枝から数本生えてくるため、短いものを2本ほど残して残りのみどりは根本から取り除きます。みどりは松の生育に欠かせない要素のため、全て取り除いてしまうと逆にみどりが増えすぎてしまったり枝枯れの原因になる可能性があります。そのためみどり摘みをする際は必ずみどりを1本~2本を残すようにします。
松の秋の剪定
秋に行う松の剪定では「枝透かし(透かし剪定)」と「もみあげ」を行います。透かし剪定と切り戻しを行い、枝葉の数を減らして風通しを良くし下の枝まで日の光が当たるようにします。松は日差しを好むため、透かし剪定によってより健康的な生育を促す事ができます。また枝葉が減る事でその後に行う「もみあげ」という作業をより楽にすることができます。「もみあげ」とは、古い葉を手でしごいて取る作業です。古い葉を落とすことで下の枝まで日の光が当たりやすくなる他、葉が減る事で害虫対策にも繋がります。
【枝透かしの方法】
伸びすぎている枝や枯れている枝など、不要な枝を剪定ハサミなどを用いて剪定して取り除きます。剪定する際には枝の根元から切り落とすようにする事で目立ちづらい切り口にすることができる他、切り口も早く塞がるようになります。ただ、もし根元で切ると枝が短くなりすぎてしまうという場合には外芽(樹の外側に面している芽)のすぐ上で落としても大丈夫です。
【もみあげの方法】
枝透かしで枝葉の数を減らした後はもみあげを行い葉の数を減らします。松の枝の先端に対になっている葉が8組ほど残るように古い葉を手でむしり取ります。もみあげをする際には葉を上や真横に引っ張りむしります。下方向にむしってしまうと樹皮が剥がれる原因になるため気を付けましょう。またもみあげをする際は葉が手に刺さる事を防ぐため、ゴム製の薄手の手袋などをして行うようにしましょう。全体を確認しつつ行い、残す葉の数を4組ほどまで減らしてしまっても大丈夫ですが松の状態によっては多めに葉を残すなどの対応をしましょう。
松の剪定のポイント
ポイント①:樹形をイメージして剪定を行う
松を剪定する際にはやみくもに行わず、必ずどのような樹形にしたいかイメージをしながら行いましょう。
ポイント②:下の枝までしっかり日が当たるようにする
松は日の光が好きな植物です。そのため少なくとも年に1度は枝透かしやもみあげを行い、下の枝までしっかり日が当たるようにしましょう。
ポイント③:葉をむしりすぎない
松の葉をもみあげする際には葉をむしりすぎない事がポイントです。枝の先に全く葉を残さないとその枝は枯れてしまいます。また弱っている枝のもみあげは最低限に抑えるようにしましょう。
まとめ
松の剪定についてお話させて頂きました。松は庭に植えて適切な剪定を行うことで住宅の雰囲気も変えるような重厚感のある雰囲気をもつ樹木に成長します。剪定は難しいと思われるかも知れませんが、ポイントを押さえれば自分でも行う事ができます。理想の樹形をイメージし、松の剪定を行ってみてはいかがでしょうか?
松の剪定に不安がある場合は剪定業者に依頼するのも一つの手です。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」では松の剪定のご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
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佐野造園
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