真夏の剪定は避けた方が良い?その注意点や時期選びの重要性について解説!
2024/09/17
こんにちは。神戸市東灘区に拠点を持つ剪定業者佐野造園です。
本日は真夏に行う剪定についてお話させて頂きます。樹木の剪定は樹木の健康を維持し成長を促進するのに大切な作業です。剪定には樹木や樹種によっても適切な時期があり、真夏の剪定は多くの樹木にとって注意が必要となります。ここでは真夏の剪定を避けた方が良い理由やもし行う場合の注意点等についてお話させて頂きます。
目次
真夏の剪定は避けた方が良い
お話したように樹木には剪定に最適な時期と避けるべき時期があり、真夏は基本的には剪定を避けるべき時期です。理由としては真夏は多くの樹木が活発に成長する時期であるためです。夏の間、樹木は光合成を行い枝葉を伸ばし幹を太くしていきます。つまり養分をどんどん使用している時期でもあります。この時期に剪定を行うと木が受けるダメージが大きくなり、剪定によって受けたダメージを回復する余力が無く弱ってしまう原因になってしまう場合があります。また真夏は気温が高く樹木にとってもストレスの多い時期です。剪定を行うことで日光を遮る葉が減って幹に直射日光が当たりダメージの原因となってしまう事もあるため、できるだけ真夏の剪定は避けた方が無難です。夏の時期は樹形が崩れやすく気になるかも知れませんができたら真夏の時期は避けて剪定を行う事をおすすめします。
真夏の剪定の注意点
真夏の時期の剪定は避けた方が良いというお話をしましたが、それでも何らかの理由で真夏に剪定を行いたい場合もあるかと思います。その際の注意点についてもお話いたします。
・強剪定は避ける
真夏に剪定を行う場合には強剪定を避けることが大切です。お話したように真夏は樹木が成長に多くの養分を使っている時期です。そのような時期に枝や葉を大幅に切り落とす強剪定は樹木が大きなダメージを受ける原因となり、剪定によって受けたダメージ回復するだけの養分が無い場合やダメージを回復するためにより多くの養分を使う事になり樹木が弱ってしまう可能性があります。また日差しを防ぐ役割を持つ葉を大量に切り落としてしまうと幹に直射日光が当たり、日焼けの原因にもなります。そのため真夏に剪定を行う場合には強剪定を避け、できるだけ弱剪定にとどめるようにしましょう。
強剪定とは?
強剪定とは枝葉をばっさりと切り落とす剪定方法で、樹形を大幅に整える場合等に行います。見た目はすっきりしますが木に大きな負担をかけるため剪定を行う樹木が十分な体力を持っている時期に行う必要があります。
種類ごとの剪定時期の差
・常緑樹
常緑樹は一年を通して緑の葉を保つ樹木で、剪定に最適な時期は「春」「初夏」「秋」です。常緑樹は一年中葉を落とさないため常に光合成を行い必要な養分を作り出しています。その分養分を蓄える事が苦手ですので、冬の時期に大量の葉を剪定してしまうと光合成で得られる養分が減ってしまい樹木が弱る原因になる場合があります。そのため常緑樹の剪定は「冬」を避ける事が無難です。
・落葉樹
落葉樹は冬になる前に葉を落として春に備える樹木で、剪定に最適な時期は「冬」です。落葉樹は秋に大量の養分を蓄え、葉を落として休眠期に入ります。この休眠期に剪定を行う事で太い枝を切り落としてもダメージが少なく済みます。
まとめ
真夏の剪定についてお話してまいりました。多くの樹木は真夏の剪定は避けた方が良い時期です。夏は多くの樹木にとって成長期のため、養分に余裕がありません。そのため真夏の剪定は樹木を弱めてしまう原因になる可能性もあります。もし真夏に剪定を行う場合には弱剪定にとどめ、出来る限り樹木への負担を軽減することをおすすめします。
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