カリンの剪定時期は冬？ポイントについても解説

こんにちは！神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。

本日はカリンの剪定についてお話させて頂きます。カリンは春～初夏（4月～5月頃）に淡いピンク色の花を咲かせ、秋～冬にかけては紅葉と落葉した姿を楽しむことができる果樹です。開花後には実がなり、10月～11月が実の収穫期になります。カリンの果実はそのままでは硬い上渋いため生で食べる事はできませんが、シロップやジャムにして楽しむ事ができます。そんなカリンについて、1年を通して四季を感じられる姿を見せてくれる他にも実を収穫して楽しむ事が出来る事から庭木として植えたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。しかしそこで気になることの一つに「カリンは剪定が必要？」という事があるかと思いますので、ここではそんな方に向けてカリンの剪定時期や剪定のポイントについて解説させて頂きます。

・カリンの剪定時期は休眠期の12月～2月

カリンは落葉樹のため、秋～冬の時期には落葉して休眠期に入ります。そしてカリンの主な剪定時期はこの12月～2月です。落葉して休眠期に入るカリンは休眠する前に栄養を蓄えてから葉を落としますので、この時期の剪定では強く枝葉を落とすような剪定を行ってもダメージを受けづらいのが一つの理由です。また葉を落として枝だけの姿になっているため全体の樹形が把握しやすく不要な枝が分かりやすく剪定しやすい点や剪定後のゴミが少なくて済む点も剪定におすすめの理由です。

・カリンは夏に剪定する事もある

カリンの主な剪定時期は秋～冬の時期ですが、もし枝が長く伸びて気になるという場合には夏にも剪定を行う場合があります。夏に軽剪定を行うことで花芽へ効率よく養分がいくように促し、花付きや実付きを良くする目的で行います。また夏に剪定する場合には多くの枝葉を落とすような強剪定は避けましょう。

・新しく伸びた枝は切り詰める

カリンの花は前年までに伸びた短くて太い枝に付きますので、新しく伸びた枝には花芽はつきません。そのためもし花付きを良くして実を多く収穫したい場合には特に新しく伸びた枝は切り詰める事で花芽がつく枝に効率的に養分を行きわたらせる事ができます。また花芽がついていない枝は根元から剪定しても大丈夫です。

・花芽に気を付ける

カリンの花芽は夏に作られるため、もし冬の時期に剪定する場合には花芽に気を付けて剪定を行いましょう。特にカリンの花芽は短い枝に作られますので、枝の根元近くで剪定を行う場合には注意しましょう。

・風通しを改善する

カリンは枝葉が混み合ってくると内部の風通しが悪化し害虫や病気の発生原因となる場合があります。そのためカリンを剪定する際には風通しの改善も意識して行うようにしましょう。

・横向きに育っている枝を残すことで樹形を整える

カリンは比較的上に向かって生長しやすいです。そのため横向きに育っている枝を残すように意識して剪定を行う事で比較的樹形が整いやすいです。若木のうちから意識して剪定を行う事で樹形を整えつつ生長させることができます。

・夏に剪定する場合は軽剪定に

カリンは冬の他にも夏にも剪定を行う場合がありますが、夏に剪定を行う場合には剪定ダメージが大きくなってしまう可能性もあるため樹形を変えるほどの強剪定は避け、どんどん伸びている枝など不要な枝を剪定して樹形を整えつつ花芽へ養分が行き届くように意識しましょう。

カリンの剪定方法についてお話してまいりました。カリンは大きく育つと10mを超える事もある樹木ですので、手入れのしやすさや実の収穫のしやすさ等も考えつつ剪定を行うことをおすすめします。樹形が完成した後には夏に剪定もしながら実を多く収穫できるようにしていきましょう。

もしカリンの剪定を自分で行うには不安があるという場合には剪定業者に依頼することもおすすめします。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではカリンの剪定についてもご相談をお受けしておりますので、お気軽にお声がけくださいませ。