コノテガシワの剪定時期は春？そのポイントについても解説

こんにちは！神戸市東灘区の「佐野造園」です。

本日はコノテガシワの剪定についてお話させて頂きます。コノテガシワはヒノキに似た形のひらぺったい葉を持っていて、光沢が無いのが特徴です。3月～4月に小さい花を咲かせてその後に金平糖のような形をした実を作り、開花の翌年10月～11月に熟して弾けます。コノテガシワの実は一般的に食用にはなっていませんが、葉や種は薬として利用されているという話もあります。剪定を行わなくても枝葉が経つような綺麗な樹形に育つため剪定の手間もそこまでなく庭木としても人気がある樹木ですので、お庭に植えようと考えられている方も少なくないかと思います。ここではそんなコノテガシワの剪定時期や剪定のポイントについてご紹介いたしますので参考にしていただければと思います。

・コノテガシワの2月～3月の剪定

コノテガシワの剪定時期は新芽が出る前の3月の時期がおすすめです。この時期のコノテガシワの剪定では刈り込むなどの強剪定を行っても新芽を伸ばしやすいです。

・5月～6月や9月～11月には軽剪定

2月～3月の時期に強剪定を行った後、コノテガシワが成長してきて気になるという場合には5月～6月や9月～11月の時期に伸びた部分だけを剪定する軽剪定であれば行う事ができます。この際枯れた枝葉を取り除く事で風通しの改善も行う事ができます。

・無理に樹形を整える必要はない

コノテガシワは自然と樹形が整いやすい樹木ですので、剪定によって無理に樹形を整える必要はありません。そのため剪定の際には自然に出来ている樹形に沿って飛び出している枝などを切り落とすようにしましょう。

・風通しを良くするように意識する

コノテガシワは枝葉が密集しやすく、枝葉が密集すると内部の風通しが悪化し害虫の発生原因となってしまう場合があります。そのため剪定の際には内部の風通しを良くするように意識し、不要な枝をしっかり間引くようにしましょう。

・小さくする場合にも葉を残して剪定する

コノテガシワを小さくするために剪定する場合にも葉を全て切ってしまわないように注意しましょう。剪定の際に葉を残さず切ってしまうとそこから新芽が出てこなくなってしまったり枯れてしまう可能性があります。そのため高さを下げる場合にも一度には行わず、定期的に剪定を行い徐々に下げていくことをおすすめします。

・刈り込み剪定をする場合にはデメリットも理解する

コノテガシワを剪定する際、刈り込みばさみ等を使用して表面の刈り込みを行う場合もあるかと思います。コノテガシワで刈り込み剪定を行う場合には切られた葉の断面が茶色になったり、刈られた場所から枝葉がたくさん伸びてきて密になる場合がある点には注意が必要です。表面が密になると病気や害虫発生の原因となってしまう可能性があります。

コノテガシワの剪定時期や剪定のポイントについてお話させて頂きました。コノテガシワは剪定を行わなくても自然と樹形が整うため、あまり手間のかからない樹木です。ただ内部が混みやすく夏場の内部の蒸れなどにはあまり強くないため、適宜不要な枝を切ったりして風通しを改善することでより健康的にコノテガシワを育てる事が可能です。高さを抑えたい場合にはまず高さを決めてその高さになるように切り、その後にバランスを取るように全体的に高さや量を調節して樹形を整えていくことをおすすめします。

もし「コノテガシワが大きくなりすぎてしまい自分で剪定する事が難しい」「自分で剪定するには不安がある」といった場合には剪定業者へ依頼することをおすすめします。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではコノテガシワの剪定のご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。