剪定の基本知識!不要な枝の見分け方について解説
2024/12/19
こんにちは!神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。
本日は剪定を行う場合の基本となる知識についてお話させて頂きます。樹木の剪定を行う際には適当に行ってしまうと樹形を大きく乱す結果になってしまったり、樹木を弱らせたり最悪の場合には枯れさせてしまったりする可能性があります。樹木の中には適当に剪定を行っても枯れたりしない強い種類もありますがそれでも花付きが悪くなったりする可能性もあるため、樹木の剪定を行う場合にはできるだけ基本を頭に入れたうえで行うことをおすすめします。ここではそんな剪定の基本である不要な枝の見分け方について解説させて頂きますので参考にして頂ければと思います。
目次
剪定はなぜ行うのか?
剪定の基本知識として知っておきたいのはまず「なぜ剪定を行うのか?」について。簡単に説明いたしますのでその目的について理解した上で剪定を行うようにしましょう。
・樹形を整えるため
樹木はそのままにしていると枝葉が伸びてきて見た目に美しくない樹形に育ってしまう可能性があります。そのため剪定によってコンパクトにしたり美しい樹形に仕立てます。
・風通しや日当たりを改善するため
剪定せずにいると枝葉が茂ってしまい樹木内部の日当たりや風通しが悪くなってしまいます。枝葉が茂ると内部に湿気が溜まりやすくなってしまい、病気や害虫の発生原因となってしまう可能性があります。
剪定の基本!不要な枝の見分け方
剪定で切るべき枝には様々な種類があり樹木の種類によっても異なりますが、いずれの剪定を行う場合にも切るべき枝としてあげられるのが「忌み枝」です。剪定を行う場合にはまずこの忌み枝を切り落としてから全体を整えるように剪定を進めていきます。ここではそんな忌み枝の種類について解説いたします。
・逆さ枝
本来伸びる方向とは逆側に伸びている枝です。外ではなく幹に向って伸びている枝を指します。
・立ち枝
横に広がるべき箇所から上方向に立つように伸びている枝です。
・からみ枝
他の枝に絡むように成長した枝です。
・かんぬき枝
幹の同じ位置に左右対称に延びる枝です。場所や太さによっては一気に根元から切ってしまうと周囲とバランスを崩す可能性があり、そうした場合には年単位で少しずつ切って整えていきます。
・平行枝(重なり枝)
上下左右関わらず、同じ方向に平行に延びている枝です。枝が混む原因となるため切ります。
・ふところ枝
幹に近い懐部分から出る枝です。将来的に必要になりそうな場合は残しますが、そうでない場合には根元から落とします。
・下り枝(垂れ枝)
地面に向かって伸びている枝です。全体の樹形を見た時にあった方が美しく見える場合には残しますが、そうでなければ剪定します。
・徒長枝(飛び枝)
他の枝に比べて勢いよく長く伸びる枝です。バランスを考えてあった方が良い場合には伸びた部分を必要な分まで切り戻して残します。
・胴吹き枝(幹吹き枝)
幹から直接生えた細い枝です。幹に直射日光が当たらないようにするために残す場合もありますが、日光を遮るようになると樹木が弱る原因にもなるため剪定します。
・車枝
1箇所から何本も出ている枝です。
・ひこばえ(ヤゴ)
根元から出る細い枝を指します。株立ち仕立てのためなど場合によっては残しますが、不要な場合には切ります、
・枯れ枝
枯れている枝です。残していると腐朽菌が入り込んでしまう原因となる可能性があるため剪定します。
まとめ
剪定の基本知識、不要な枝の見分け方についてお話させて頂きました。庭木の剪定を行う場合にはまず今回ご紹介した不要な枝を剪定してから全体のバランスを整えるように剪定をすすめていくことをおすすめします。また樹木によって剪定に適した時期が違うため、時期にも注意して剪定を行うようにしましょう。
東灘区の剪定業者「佐野造園」
神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではお客様のご要望をお聞きし、庭木にとって最適な方法で剪定を行っております。「剪定を自分で行うには不安…」という場合にもお気軽にご相談ください。
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佐野造園
住所 : 兵庫県神戸市東灘区渦森台1-4-103
電話番号 : 080-9478-0180
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