玉散らしの剪定方法とは?ポイントについても解説
2024/12/11
こんにちは!神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。
本日は玉散らしの剪定方法についてお話させて頂きます。剪定を行い樹形を整える際には自然な樹形となるように行う場合もある他、特別な形に仕立てを行い整える場合もあります。庭木が丸い玉のような枝葉をいくつも付けている形を見たことある方は多いかも知れません。玉散らしは日本庭園にもよく合う樹形で人気があるため、「庭木を玉散らし剪定したい」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。ここではそんな方に向けて玉散らしの剪定方法やポイントについてお話させて頂きますので参考にして頂ければと思います。
目次
「玉散らし」とは?
玉散らしとは、トピアリー技術(樹木を特定の形に刈り込む事)を用いた樹形の仕立て方のうちの一つです。球体の葉が複数つくように剪定されており、和風の庭園にも好まれて採用されている樹形です。例えばツゲやイヌツゲ、キャラボクなど萌芽力の強い常緑樹が刈り込まれて玉散らし仕立てにされる事があります。玉散らしの玉は下を平にする形や平べったい円盤型、卵を横にしたような形などがあります。
玉散らしの剪定方法
1.仕上がりイメージをしっかりと決める
仕上がりイメージ(大きさや形など)をしっかりと決めます。
2.上部から剪定を行う
玉散らし剪定は上部から行っていきます。上部ほど薄くなるように仕上げる事で下の方にも日の光が差しやすくなり、樹木の健康を保ちやすくなります。
3.表面から見て太い枝や絡んだ枝等は切り戻し剪定する
表面から見て太い枝はそのまま残して刈り上げハサミを入れると切られた太い枝の切り口が表面に見えてしまい綺麗に見えません。また徒長枝が伸びてきてすぐに樹形を崩してしまうため、太い枝は根元の方から落とすようにしましょう。そうすることで太い枝が目立たず樹形も保ちやすい綺麗な表面に仕上げる事が出来ます。太い枝を落とすと穴があいたように見えてしまい気になるかも知れませんが、枝葉が伸びてきて埋まるので大丈夫です。
4.1~3を繰り返して樹形を整える
5.仕上がりイメージを意識して形を整える
大体の形を作る事ができたら刈り込みばさみを短く持って刈り込んだり剪定ハサミを使用して細かい部分の剪定を行い樹形を整えます。
6.細かな枝葉を落として綺麗にする
剪定が終わり樹形を整える事ができたら柔らかいほうきなどを使用して切りくずを綺麗にします。ほうきで落ちにくいものは手作業で取り除いていきます。
玉散らしの剪定のポイント
・左右のバランスを意識する
玉散らし剪定を行う場合には最初の仕上がりイメージの時点から左右のバランスを意識して行うようにしましょう。
・太い枝の切り戻しをしっかりと行う
太い枝の切り戻しをしっかりと行う事で徒長枝の発生を抑え、刈り込みばさみで刈り込む場合にもスムーズになります。表面に太い枝の切り口が見えてしまうと見た目にもあまり綺麗ではない他、徒長枝が飛び出してきてしまい樹形を乱してしまいます。
・剪定時期を守る
玉散らし剪定も庭木の枝葉を落とす事には変わりありません。そのため剪定を行う際にはその樹木に合った剪定時期を守って行う事をおすすめします。剪定時期を守って剪定を行う事で樹勢が弱ってしまったりするリスクを下げる事ができます。
まとめ
玉散らし剪定についてその剪定方法やポイントについてお話させて頂きました。玉散らし仕立ては和風庭園にも良く合う剪定方法ですので、庭木の樹形として採用してみてはいかがでしょうか?
玉散らし剪定なら「佐野造園」まで
神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」では玉散らしなどの仕立てのご依頼も賜っております。心を込めて剪定を行いお庭によく馴染む樹形に仕上げさせて頂きますので、お気軽にご相談くださいませ。
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佐野造園
住所 : 兵庫県神戸市東灘区渦森台1-4-103
電話番号 : 080-9478-0180
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