梅雨前の時期は剪定向き？注意点についても解説

こんにちは！神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です。

本日は梅雨前の剪定についてお話させて頂きます。梅雨前の時期は庭木の芽吹きと重なる事があり、場合によっては芽吹いて伸びてきた樹木の枝葉が雨に濡れて垂れてきて邪魔に感じられる方もいらっしゃるかと思います。いっそさっぱり剪定したい！と思われるかも知れませんが、樹木や植物によっては剪定に向いている時期が違い、梅雨前に剪定を行う事にリスクがある場合もあります。そこでここでは梅雨前の剪定に向いている樹木や向いていない植物等について解説させて頂きますので、梅雨前の剪定に迷われている方は参考にしていただければと思います。

・常緑広葉樹

常緑広葉樹は新芽が出てくる3月～4月か5月～6月に新葉が落ち着きはじめた頃が剪定時期ですので、梅雨前の剪定に向いています。一方で梅雨明けに暑くなってきた真夏の剪定や寒さが厳しい冬の時期の剪定は樹木が弱る原因となるため、もし行う場合にはできるだけ軽い剪定にとどめましょう。

・落葉広葉樹

落葉広葉樹は5月～6月頃の梅雨前の時期は成長が活発なため、剪定によるダメージが出やすい時期です。そのため梅雨前の剪定には向いていません。ただ剪定できない訳ではないため、もし剪定を行う場合には不要な枝を落とす軽剪定にとどめるようにしましょう。落葉広葉樹の強剪定は葉が落ちて樹木が休眠期に入る冬の時期がおすすめです。

・蒸れて病気になったり害虫が発生するリスクを下げる

梅雨時期は雨が多くなり湿度が上がるため、その前に剪定をして不要な枝葉を落としたり切り戻しを行うことで光が内部まで届きやすくなる他風通しも良くなり蒸れを防ぐ事ができます。それによって気温と湿度が上がる梅雨～夏の季節に備える事ができます。

・剪定道具は消毒して行う

剪定道具はアルコールなどで消毒してから使用する事にしましょう。消毒してから使用することで剪定した際に道具から切り口に病原菌がついてしまうリスクを減らす事ができます。

・剪定しすぎない

過度に剪定してしまうと必要な枝葉まで落ちすぎてしまい梅雨開けの日差しが強くなり気温が上がってくる時期に枝葉が日を遮る事ができず幹が日焼けしてしまったりなどして樹木が弱る原因となってしまう場合があります。そのため剪定する植物によって適切な剪定量を守るようにしましょう。

・切り口の処理を行う

剪定後には切り口をむき出しにせず、癒合剤などを塗って保護するようにしましょう。病原菌が入り込んだり害虫が発生するリスクを下げる他、切り口の治癒を早める効果も期待できます。

・植物が乾いている時に行う

雨が降った直後など植物が濡れている状態で剪定を行うと病原菌が入り込むリスクが高くなるため、できるだけ植物が乾いている時に剪定するようにしましょう。

梅雨前の剪定についてお話させて頂きました。

梅雨前の剪定は春の時期に生い茂った枝葉を落として夏の時期に備える準備としておすすめです。ただ植物によっては梅雨前の時期の剪定に向いていない場合もあり、梅雨前の剪定に向いていない植物を梅雨前に剪定すると花が楽しめ無くなってしまったり花付きが悪くなってしまったりする可能性があるため注意が必要です。そのためもし剪定を行う場合には不要な枝を落とし軽く透かすことをおすすめします。ただ適切な剪定時期は植物によっても異なるため、実際剪定に向いているかどうかは植物ごとに判定することをおすすめします。

神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」では梅雨前の剪定も賜っております。お客様のご要望と植物の状態を確認させて頂き、適切な剪定を行いますので些細な内容でもお気軽にご相談ください。