剪定と伐採の違いとは？混合しがちなその意味について解説

こんにちは。神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」です！

本日は「剪定と伐採の違い」についてお話させて頂きます。剪定と伐採はお客様によっては同じものとしてご認識されており、剪定をイメージしながら伐採のご依頼を頂く事もあります。

どちらも「木を切るもの」という意味では同じなのですが、実際に行う作業や目的は全く違います。ここではそんな剪定と伐採の違いについて解説させていただきますので、「自分が依頼したいのは剪定か伐採、どっちなんだろう」と迷われている方は参考にしていただければと思います。

・剪定とは

剪定とは、形を整えたり、樹木が健康的に生育することを目的に樹木の枝葉を切り落とす作業を差します。
剪定を行う事で樹木に発生する害虫や病気を抑制する他、樹木の大きさの調整や成長促進を促す事ができます。樹木を取り除く伐採とは違い、作業を行う樹木が望み通りの形になるよう行います。樹木ごとに適切なタイミングや剪定方法が違うため、剪定をする際には気を付ける必要があります。

・伐採とは

伐採とは、樹木を根本から切り取る作業の事です。主にのこぎりやチェーンソーを使って行う事が多いです。伐採は樹木を木材にするためであったり、人工林を整えるための「間伐」であったり、またお庭に不要になった樹木を除去したりとその目的は様々ですが、いずれも剪定とは違い樹木を取り除く作業です。

・剪定と伐採の違い

剪定と伐採のそれぞれの意味についてお話させて頂きました。
剪定は樹木の形を整えたり健康的に生育を促す目的で行われる一方、伐採は樹木を根本から切り倒す事を差します。どちらも「樹木を切る」という意味では一緒かも知れませんが、その目的や作業内容は大きく違います。違いが分からず業者に依頼してしまい後悔してしまう可能性があるため、その意味や違いについてしっかり理解した上で自分が行って欲しいのは剪定なのか、それとも伐採なのか理解し依頼することをおすすめします。

剪定に適したタイミングは樹木の種類によっても異なります。ただ一般的には気温が高い夏季は枝や葉を軽く落とす軽剪定を行い、冬の時期に強剪定を行う場合が多いです。

ただしお話した通り、剪定に適したタイミングは樹木の種類によって異なります。例えば一年を通して葉が落ちず緑を携える樹木である常緑広葉樹のおすすめの剪定時期は本格的に芽吹く前の3月～4月です。一方で葉が落ちる落葉広葉樹のおすすめの剪定時期は樹木が成長を止める12月～2月です。

伐採はその目的によっておすすめのタイミングが異なります。

・伐採した木を木材として使用したい場合

伐採した木を木材として使用したい場合には寒い冬の時期がおすすめのタイミングです。樹木の多くは冬になると活動を休みます。活動を休んでいる間は樹液が減るため、高密度な素材になりやすいです。また伐採するのが竹の場合でも湿度の低い冬の時期がおすすめです。

・樹木を取り除くために伐採する場合

更地にしたい等の理由で樹木を取り除くために伐採する場合、急いでいない場合は秋の終わり～春に入る前までがタイミングとしておすすめです。落葉樹の場合は秋から冬で葉が落ちるため、伐採作業もしやすくなります。ただし急ぎの場合にはすぐに伐採しても構いません。ただ、雨の多い梅雨の時期などに伐採した樹木をそのままにしておくと虫が住み着く原因になるため、すぐに撤去することをおすすめします。

剪定と伐採の違いについて、それぞれのおすすめのタイミングも合わせてお話させていただきました。剪定は樹木の枝葉を落として樹形を整えたり健康的に成長するよう促す一方、伐採は樹木を根本から切り倒す作業を差します。比べると内容が全く違う作業ですので、もし庭木の剪定や伐採をお考えの場合にはその違いについて理解した上で業者に問い合わせる事をおすすめします。

神戸市東灘区の剪定業者「佐野造園」ではお客様のご要望や樹木に合わせた最適な剪定を行っております。伐採についても賜りますので、もしご要望がございましたらお気軽にご相談ください。