佐野造園

剪定バサミを簡単に研ぐ方法

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剪定バサミを簡単に研ぐ方法

剪定バサミを簡単に研ぐ方法

2024/09/20

こんにちは。神戸市東灘区に拠点を持つ剪定業者佐野造園です。剪定を行うのに欠かせない剪定バサミ。きれいな庭作りをするためには、ハサミのお手入れは欠かせません。大切な剪定バサミを自分で研ぐにはどうしたらいいのか・・?​​今回は、剪定バサミの切れ味が悪くなってしまう理由、研ぐときに必要な道具や自分で研ぐときの注意点、研ぎ方などを詳しく解説し、自分でできるお手入れ法について解説します。

目次

    剪定バサミの定期メンテナンスの重要性

    剪定バサミが切れ味を失う理由とは?

    剪定バサミが切れ味を失う理由はいくつかあります。

    • 刃の摩耗:剪定バサミは使用するたびに刃が少しずつ摩耗していきます。対象物が硬いと、切るたびに刃が傷付きやすくなります。
    • 錆び:使用後に刃に付着した樹液、泥、土などの汚れを放置すると、錆びが発生しやすくなります。また、湿気の多い場所に置いておくことも刃が錆びる原因です。
    • 樹液の付着:樹木を切ると、必ず刃に樹液やヤニなどの汚れが付きます。放っておくと固まってしまい、研いでも切れ味が落ちてしまうため、早めに落としましょう。
    • 保管状態に問題あり: 剪定バサミを長期間使用せず、手入れを怠ると、刃が損傷しやすくなります。刃同士が擦れてしまうと、切れ味が落ちます。
    • メンテナンス不足:定期的に研がず、潤滑を行わないと、刃が鈍くなります。こまめにメンテナンスしましょう。

    これらの要因により、剪定バサミの切れ味が悪くなってしまいます。

    メンテナンスを怠ると何が起こるのか?

    剪定バサミを使用すると刃の表面には樹液やヤニが付いて固まってしまうことはお伝えしましたね。使用後に水で落としたつもりでも、流水だけで完全に落ちることはありません。逆に、付着した樹液やヤニから雑菌などが繁殖し悪化状態になってしまいます。その状態で使用することで、切り取った枝や茎の切り口から細菌やウィルスが入り、植物が病気になる可能性があります。

    研ぎ方の準備と必要な道具

    研ぎに必要な道具

    • 砥石(といし): 刃を研ぐための基本的な道具です。中砥石や細砥石を使用すると、剪定バサミの刃をしっかりと鋭くすることができます。
    • ダイヤモンドシャープナー: より細かい研磨が必要な場合、ダイヤモンドシャープナーを使うと良いです。小さくて持ち運びしやすく、剪定バサミの刃に均等に当てやすいです。
    • オイル(潤滑油): 研ぎ終わった後、錆びを防ぐために刃にオイルを塗布します。また、ヒンジ部分にも潤滑油をさしておくと、スムーズに開閉できます。
    • 拭き布: 刃を研ぐ前後に、汚れや残った樹液を拭き取るための柔らかい布を使用します。これにより、刃に汚れが付着したまま研ぐことを防ぎます。
    • 研ぎ角ガイド: 研ぎ角が安定しない場合、専用の研ぎ角ガイドを使うと、一定の角度で刃を研ぐことができます。
    • グリース: ヒンジ部分の滑りを良くするために使います。研ぎ終わった後に塗布すると、バサミの動きが滑らかになります。

    これらのアイテムを揃えることで、剪定バサミを適切に研ぎ、長く使用できる状態に保つことができます。

    安全に研ぐための作業環境の整え方 

    1.ハサミを分解する(可能であれば) 

    ほとんどの剪定バサミは、刃を研ぐ前に分解することができます。分解することで刃が研ぎやすくなります。もし分解が難しい場合は、そのまま研ぐことも可能です。必ず安定した作業台を用意し、ぐらつきや傾きがないか確かめてください。不安定な作業状態は事故を招く要因となあります。砥石やシャープナー、布などの道具をスムーズに広げられるよう、十分な作業スペースを確保しましょう。

     

    2. 良好な照明

    明るい照明: 刃を研ぐ作業では、刃の状態を確認しながら作業を進めるため、作業台の上に明るい照明を確保しましょう。自然光が入る場所や、スタンドライトを使用するのもおすすめです。影ができにくいように調整することがポイントです。

    3. 適切な姿勢

    椅子と作業台の高さ調整: 作業中に背中や腕に負担がかからないよう、椅子の高さと作業台の位置を調整しましょう。肩が疲れにくく、安定した姿勢で作業できることが理想です。

    4. 道具の整理整頓

    スムーズに作業を行うには整理整頓が重要です。道具の落下や、怪我のリスクを軽減させるためにも、道具は丁寧に扱い整理整頓を心掛けましょう。

    初心者でもできる剪定バサミの研ぎ方

    正しい研ぎ方の手順

    1.汚れを取り除く

    クレンザーやスチールウールなどを使い、大まかに汚れをこすり落としましょう。

    2.研ぎ角度に注意する

    ハサミの角度と同じくらいになるように意識しましょう。押すときと引くときの力加減が同じくらいになるように心がけます。

    3.刃の片側を一定の角度で研いでいく

    砥石やダイヤモンドシャープナーを使って、研いでいきます。途中、砥石を水に濡らしながら行うと、キレイに仕上げることができます。刃の流れに砥石を沿わせて、刃先へ向かうように仕上げてください。

    4.反対側も研ぐ

    砥石の端の方で刃先を軽く一・二度往復して研ぐ。

    研ぐときの注意点

    研ぎすぎないこと: 初心者がよくやりがちなのは、刃を研ぎすぎてしまうことです。少しずつ慎重に研ぐことで、刃を傷めずに切れ味を戻すことができます。砥石を使う際に刃の角度が変わると、切れ味が悪くなるため、研ぎ角を一定に保つことが大切です。

    まとめ

    今回は、自分で出来る簡単な剪定バサミの使い方について解説しました。使用後にきちんとメンテナンスをすることで、鋏を長持ちさせることができます。もし自分で剪定するのが難しい場合は、造園業者にご相談ください。

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    佐野造園
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    電話番号 : 080-9478-0180


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